日本を代表する俳優の佐野史郎と世界的なギタリストの山本恭司は、高校時代の同級生でともに小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が最も愛したまち、島根県松江市の出身です。

その二人が敬愛してやまない作家小泉八雲の作品を素材とした朗読パフォーマンスを、2007年より松江市で毎年継続的に行っています。2014年にはギリシャ、2015年にはアイルランドと、八雲の二つの祖国での公演も果たし海外でも高い評価を得ました。

毎年テーマを決め佐野が八雲の作品からそのテーマに合うものを選んで脚本を書き、山本がギター1本で魅惑的な音の世界を作り出します。この二人が紡ぎだす楽曲が、「語り」を総合芸術に昇華させたと言っても過言ではありません。

佐野が選ぶテーマと作品は、八雲の作品すべてのジャンルにおよび、八雲が持つ多様性の魅力を佐野の研ぎ澄まされた感性の中で開示します。山本が描く音の世界は、様々なテクニックを駆使し佐野の語りに新たな世界をもたらしたまさに天才的な音づくりと言えます。

今これが人々を魅了し続ける所以でしょう。そして、小泉八雲の曾孫小泉凡のレクチャーとともに、聴衆を小泉八雲の世界にいざなっていくという非常に完成度が高く、ユニークな朗読パフォーマンスが出来上がっていきました。

今回は、京都を代表する「下鴨神社」を舞台に幽玄で幻想的な雰囲気の中で繰り広げられるパフォーマンスをぜひお楽しみください。

会場: 下鴨神社
公演内容: 第1部 「小泉八雲とカミガミの国、出雲」
トーク:小泉凡 (約20分)
第2部 朗読パフォーマンス
「望郷~失われることのない永遠の魂の故郷~京都編」
(約70分)
出演予定: 佐野史郎(俳優)、山本恭司(ミュージシャン)
小泉凡(小泉八雲曾孫)
募集: 200組400名様
(定員になり次第締切とさせていたいただきます。)
参加費: 無料
開催日時: 平成28年3月27日(日)
18時30分開場
19時開演(20時30分終了予定)
※ 雨天決行(荒天中止)
主催: 西日本旅客鉄道株式会社
〜山陰いいもの探県隊〜
後援: 松江市 京都市
  • 佐野史郎

    松江市出身。
    劇団シェイクスピアシアター、唐十郎の劇団状況劇場を経て、1986年「夢みるように眠りたい」(監督:林海象)で映画主演 デビュー。1992年テレビドラマ「ずっとあなたが好きだった」(TBS)のマザコン男、“冬彦”役が社会現象となる。 1999年には映画「カラオケ」で初監督。 幼少期から幻想怪奇の世界に親しみ、松江ゆかりのラフカディオ・ハーン=小泉八雲にも惹かれていった。映画の仕事にたずさわるようになり、ますます小泉八雲作品と関わる機会も増え、八雲の朗読は今やライフワークとなっている。鳥取県境港市出身の写真家、植田正治をモチーフにした映像監督作品「つゆのひとしずく」(DVD/2006年/東映アニメーション)も八雲の随筆から引用されている。また、これを機に、写真にも傾倒。2008年には東京と大阪で初の写真展「あなたがいるから、ぼくがいる」を開催した。BOWWOWの山本恭司とは松江南高校の同級生。音楽を通じて当時から深く親交が続いている。

  • 山本恭司

    松江市生まれ。
    15歳でギターを始め、18歳でヤマハ・ネム音楽院に入学。 その頃より天才ギタリストとの呼び声高く、在学中にBOWWOWのリード・ギタリスト、リード・ヴォーカルリストに抜擢される。 デビュー当時はキッスやエアロスミスとのツアーが大きな話題を呼び、豪快で圧倒的なサウンドとギターテクニックにより常に日本のロック・シーンをリードしてきた。その後VOWWOWを結成しロンドンをベースにヨーロッパ、アメリカで4年間活動。イギリスでチャートインするなど海外での評価も高く、海外有名アーティストへの影響力も大きい。また、バンド活動以外にもギター・インストゥルメンタル・アルバムやジャズ、フュージョン系ミュージシャンとのセッション、アコースティックの弾き語りやギタリストアルバム「六弦心」他アーティストのプロデュースに至るまでその幅広い音楽性を武器に世界の音楽シーンで活動をしている。昨年、これまでに作曲した 「小泉八雲朗読の夕べ」の音楽を再構成しストーリー仕立てにした壮大なインストアルバム「Lafcadio」をリリースした。

  • 小泉凡

    東京生まれ。
    成城大学大学院で民俗学を専攻。
    1987年に松江赴任して以来、八雲の作品を通して松江の魅力を世界に発信している。
    また、小泉八雲の足跡をたどり、世界中のゆかりの地でハーンのオープン・マインドを顕彰するイベントを開催し、 都市間の緩やかな連携を築きつつある。 国内では、八雲を地域文化の資源的活用につなげる松江ゴーストツアーを提案。
    また「子ども塾〜スーパーへるんさん講座」の塾長として子どもたちの五感力を育む教育実践活動に継続的に取り組むなど、 松江の観光文化の振興に寄与している。 島根県立大学短期大学部教授、小泉八雲記念館顧問、 焼津小泉八雲記念館名誉館長。小泉八雲の直系のひ孫にあたる。 主著『民俗学者・小泉八雲』(恒文社)、『怪談四代記〜八雲のいたずら〜』(講談社、2014年7月)ほか。