探県記 Vol.02

枕木山

(2014年・夏)

MAKURAGI-SAN

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  • 小林祥泰 隊員

  • 御秒奈々 隊員

  • 内山興
    初代キャプテン

枕木山へ登り2つの海を眺め、
国引き神話の伝承を確かめてきました。

今回の探県は、松江生まれのタレント、わたくし御秒奈々が担当します。行ってきたのは、
島根半島の中ほどにある枕木山(453m)。ここは、人気の夜景スポット。昼間に行くのは
久しぶりで、ワクワクしてしまいました。 展望台からは、日本海と「中海」という
2つの海が見えます。
日本で5番目に大きい汽水湖といわれる中海は、およそ7千年前の縄文時代に原型が作られ、
現在のような姿になったのは、平安時代だとか。そんな雄大な時の流れに思いを馳せると、
昼間の枕木山も夜に負けないくらいロマンチックなんだなと思いました。

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枕木山からは中国地方の最高峰である大山や日本海最大の漁港・境港も見ることが
できます。 境港の南側に伸びる「弓ヶ浜」は、20kmにわたって美しい弧を描く白浜。
その昔、出雲の神である八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)が綱をかけて
陸地を呼び寄せ、出雲の国を創造したと「出雲国風土記」に記されています。
弓ヶ浜の海岸線をじっと眺めていると、国引きを終えた神が置いた綱の跡に
見えてくるから不思議ですね。

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歴代松江藩主松平家の祈願所、
華蔵寺で不動明王と対峙した。

展望を楽しんだあとは、山頂にある「華蔵寺」へ。臨済宗南禅寺派の古刹で、
いまから1,200年前に開かれたそうです。仁王門には運慶の作とされる金剛力士像が、
さらに奥へ進むと、石造りのものとしては日本最大級といわれる不動明王が崖の上に
出現。 山肌に溶け込むように、険しい表情で見下ろしています。
またその先には、亀山天皇の病をたちどころに癒したという「杉井霊泉」が、
岩の間から湧き出しています。
海とお寺、遙かな時間の中で、やさしく癒されたような気がします。
何年ぶりだろう。久しぶりに訪れた枕木山。
故郷を離れて仕事をしているわたしですが、今回あらためて山陰の良さを実感した探県
でした。

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【アクセスについて】
●枕木山、華蔵寺へのアクセス/JR松江駅より路線バス「枕木山口」下車、
徒歩約1時間

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