探県記 Vol.50

奥出雲葡萄園

(2015年12月)

OKUIZUMOBUDOEN

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  • 内山興
    初代キャプテン

 

自然に逆らわず、安心して食べられるものを作りたい
そんな高い志で集まった『食の杜』の葡萄園&ワイナリー

 
奥出雲の山間、森を切り拓いて約7ヘクタールの農地を耕した『食の杜』。「この国のスローフードを見直そう。おいしくて安心な食を生みだそう。」と、理想を同じにしたメンバーが思い思いに、有機農法の農園や店舗、宿泊施設を営んでいる場所です。
 
その一角にあるのが、奥出雲葡萄園&ワイナリー。テーマは、共生=symbiosis(シンビオシス)。「自然の一部としての人間が、自然と交流しあって生命を養うものをつくりだす」そんな思いが込められています。
 

ワイナリーが建つ高台から、開けた眼下を見晴らすと広がる、美しい葡萄畑。品種は、減農薬栽培に適した山葡萄交配の小公子やホワイトベガールにブラックベガール。さらに、世界標準のヨーロッパ系シャルドネ、カベルネソーヴィニヨン、メルロなど。
 

葡萄畑に下りて、秋のこの日、実っていたカベルネソーヴィニヨンの味見をさせていただきました。
「想像していたより甘いですね」とキャプテン。
「はじめて食べました」と足立木次駅長。
「これからもっと甘くなるんですよ。実は今年、ウドンコ病が発症してしまって。本当はもっと真っ黒になって欲しいんですけれど」とワイナリー長の安部紀夫さん。

 

極上の自然の中で、極上のワインと極上の食事
奥出雲だけど、奥出雲じゃないみたい

 

眼下で育てて収穫した葡萄を醸造するのが、高台にあるワイナリー。地下の貯蔵室では、木樽に詰められたワインが整然と並べられて、おいしく発酵中。シャルドネの場合、発酵が終わると、6ヶ月から1年、静かに寝かせておくのだといいます。
 

ワイナリーの1階には、旬の地元食材をたっぶり使った料理が人気、常に予約でいっぱいというレストランと、自家製ワインをはじめ、オリーブオイルなどワインに合う料理作りに関連した食材を取り扱うショップが充実。
この日は会えませんでしたが、園内には、マスコットのロバくんもいて、ここが奥出雲だってことを忘れさせてくれる葡萄園&ワイナリー。豊かな自然のオアシスのようでした。

 

【アクセスについて】
●奥出雲葡萄園へのアクセス/ JR木次線木次駅から車で約10分
●島根県雲南市木次町寺領2273-1

【WEBサイト】奥出雲葡萄園
 
 

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