探県記 Vol.75

大山夏山開き前夜祭

(2016年6月)

DAISEN NATSUYAMABIRAKI ZENYASAI

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  • 木内吾平キャプテン

  • 内山興
    初代キャプテン

闇夜の大山に灯る1800本のたいまつ行列
1.5㎞の石畳の参道を行く炎の大行進です。

 
中国地方の最高峰、標高1729mの大山で、毎年6月の第1土曜・日曜に『夏山開き祭』が開催されています。土曜日の前夜祭の見所は、大神山神社の奥宮から、博労座駐車場までの約1.5㎞、石畳の参道を進む、たいまつ行列の大行進。今年は、山陰いいもの探県隊から、内山キャプテンと、木内吾平二代目キャプテンが参加しました。

午後6時45分、スタート地点の大神山神社奥宮で前夜祭神事が行われ、夏山登山の安全と商売繁昌を祈願。境内では、御神酒が振る舞われ、たいまつ行列の参加者で溢れかえっています。
 
午後7時30分、いよいよ、たいまつ行列のスタートです。高く掲げた高張提灯を先頭に、神官、天狗、僧兵と続いて、一般の参加者の後ろに消防団という順番。

 

 
一般参加者は、毎年行列に参加するという地元の親子連れから、県外さらには海外からの観光客など様々。たいまつを購入すれば、誰でも参加できるイベントなのです。
 
当日は、あいにくの雨模様でしたが、たいまつの数は1800本。
闇夜の大山に、たいまつの炎が煌々と浮かび上がり、川のように幻想的に流れて行きます。

 

第70回の節目と、日本遺産認定と、
開山1300年のPRと記録と記憶に残る、
記念すべき前夜祭となりました。

 
この『大山の夏山開き祭』が、全国に先駆けて始まったのが、戦後間もなくの昭和22年(1947)のこと。今年は、第70回の節目の年を迎えています。
 
そして、今年4月には、大山・米子市・伯耆・江府の1市3町が申請した『地蔵信仰が育んだ日本最大の大山牛馬市』が、文化庁によって日本遺産に認定されています。
 
さらに、2年後の平成30年(2018)は、『大山開山1300年』の年。今年は、その話題作りとPRに絶好の機会となっています。
 
こうして、3つのおめでたいことが重なった今年の夏山開き祭は、例年に増して盛大に行われていました。たいまつ行列のゴール地点となるメイン会場は大盛り上がり。特設ステージでは、美しい大山のプロモーション映像が大型スクリーンに映し出されたり、ミュージシャンによるミニコンサートが開催されたり、大山僧兵太鼓の演奏があったりと、出し物も多彩です。
 
また場内には、地元の食材にこだわった『まるごと!大山ご当地グルメフェスタ』や、フリーマーケットなどが出店。たいまつ行列に参加した人々はもちろん、ステージや買い物を楽しむためにやってきた大勢の人々で賑わっていました。
 
そんな楽しい時間もあっという間。午後9時、前夜祭は盛況のうちに終了。
こうして、今年もまた大山に、本格的な夏山シーズンが訪れたのです。

 

 

【アクセスについて】
●大神山神社奥宮までのアクセス/JR山陰本線伯耆大山駅より車で約20分
●鳥取県西伯郡大山町大山

 
【WEBサイト】一般社団法人大山観光局
 

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