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山陰地方を舞台にした神話が多く書かれている古事記の、「天地(あめつち)の初発(はじめ)のとき」という書き出しに由来し列車名としました。 「あめつち」=漢字では「天」と「地」と書きます。

山陰地方は、豊かな自然はもちろんのこと、神社、お酒、歌舞伎、相撲など、日本文化の様々なルーツがあるとされ、
また多くの神話が誕生した地です。

この自然や日本のルーツを、「ネイティブ・ジャパニーズ」というコンセプトで車両にデザインし、
山陰ならではの「古くて新しい日本」を発見していただく旅を演出します。

車内では、山陰の豊かな自然の中で育まれた地産品や地元に因んだお食事、お飲物などをご提供します。
大山、宍道湖、斐伊川などの見どころや、雄大な日本海を望む車窓では徐行運転を行い、
山陰ならではの美しい風景をゆっくりとお楽しみいただきます。
演出やイベントの企画には地元の皆様のご協力も得ながら「山陰色」が豊かなものにしたいと考えています。

「天」に対して光の放射状の縦ライン、「地」に対して海の横ラインを対照的に見せるデザインです。
モチーフには天つ神々・太陽、七つの八雲、金鵄(日本神話に登場する金色のトンビ)、山・海、白兎、ワニ(鮫)を使用。

車体全体の「紺碧(こんぺき)色」は、山陰の美しい空や海を表現しています。
全体をメタリックな色彩で仕上げ、神々しい雰囲気を表現しています。
車体側面下部の「銀色」の帯模様は、山陰の美しい山並みと、たたら製鉄に因み日本刀の刃文(はもん)を表現しています。

エンブレム

製作:㈱吉川製作所(島根県出雲市)

木目調のパネルを多用して白木の質感を表現しています。 壁面や床の色は山陰の山や日本海を表現しています。
地元山陰の工芸品が車内を彩ります。

運転日、運転時刻、運賃・料金等詳しくはJRおでかけネット「観光列車の旅時間」でご確認ください。

作詞・作曲・歌唱&ピアノ: 浜田 真理子、 ドラム: 伊藤 大地、 ベース: 加瀬 達、 ハーモニカ: 八木 ノブオ、
Myahk Horns: 池村 真理野(T.sax)、 宇座 麻理那(A.sax)、 大野 萌夏(Tp)、 友利 沙也加(Tb)、
(ホーン・アレンジ: 久保田 麻琴 & 池村 真理野)

「あめつちのテーマ」を再生する

浜田真理子氏からのメッセージ

はじめのオファーは、ピアノで静かにゆっくりと、というイメージでいただいたのですが、青い空の下や海の横を列車が走り抜けるところを想像したら、軽やかなメロディーが浮かびました。大人も子供もわくわくするような、一緒に歌いたくなるような歌を作りたいと思いました。歌うだけでなく、吹奏楽のみなさんが演奏してくれたらどんなにいいだろう、そんな風に多くの人が関わって地元のみなさんに愛される列車になれるような曲作りを目指しました。音響ミックスの久保田麻琴さんにそのことを伝えたら、ブラスアレンジをしてくださいました。みんなで乗って一緒に歌いたいなあ。

シンガーソングライター 浜田真理子 氏

1964年出雲市生まれ、松江市在住。'98年暮れ1stアルバム『mariko』をリリース。04年7月MBS・TBS系ドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演。地元島根を舞台にした錦織良成監督映画「うん、 何?」('08年5月公開)にて音楽を担当する。'08年11月世田谷パブリックシアターにて、演出家久世光彦のエッセイ「マイ・ラスト・ソング」を題材にした音楽舞台で女優小泉今日子(朗読)と共演。年数回のペースで継続。'09年3月NHKドラマスペシャル「白洲次郎」にて『しゃれこうべと大砲』が挿入歌に起用される。'11年資生堂アースケアプロジェクトCMに『LOVE YOU LONG』を書き下ろす。’13年4月より福島や原発についての勉強会「スクールMARIKO」を松江でスタートさせる。 ’14年11月初のエッセイ本「胸の小箱」を出版、第一回島根本大賞受賞。’15年10月ミニマガジン「ミモココロモ」創刊。’17年2月久保田麻琴プロデュースで6thアルバム「Town Girl Blue」をリリース。’18年アルバムデビューから20周年をむかえる。全国の熱いファンに支えられて歌の旅を続ける。

「物販カウンターでは、お土産におすすめの車内限定販売のオリジナルグッズや、車内でもお楽しみいただけるお菓子やおつまみ、ソフトドリンク、アルコールなどをご用意しております。
ご乗車の際には、ぜひお立ち寄り下さいませ。
※お食事は事前予約いただいたお客様へ販売しております(事前予約のないお客様はご購入いただけません) ※季節や仕入れ状況により、メニューは変更する場合がございます。
お食事の事前予約や、車内販売の詳しいメニューについては、JRおでかけネット「観光列車の旅時間」でご確認ください。

映画監督 錦織良成 氏

1962年 島根県出雲市出身。1996年 劇場映画「BUGS」で監督デビュー。1999年「守ってあげたい!」脚本・監督。2002年「白い船」脚本・監督 同年ミニシアター邦画全国興行成績第1位。2003年「ハート・オブ・ザ・シー」監督。2005年「ミラクルバナナ」脚本・監督。2008年「うん、何?」脚本・監督。2010年「RAILWAYS-49歳で電車の運転士になった男の物語」脚本・監督 仏KINOTAYO映画祭最高賞受賞。2011年「わさお」監督。2013年「渾身」脚本・監督 第36回モントリオール世界映画祭正式招待。2016年「たたら侍」モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門最優秀芸術賞受賞。 オリジナルの企画、脚本による劇場映画作品を全国公開へと繋げる数少ない映画監督の一人。何気ない日常をとらえる描写力と柔らかな映像美に定評がある。

アニメーション美術監督 吉田昇 氏

1964年、島根県松江市出身。
「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」「借りぐらしのアリエッティ」の美術監督を務める。
その他、スタジオジブリ作品を数多く担当する。