鳥取県西部弓ヶ浜地方で約250年前から伝わる伝統工芸品「弓浜絣(ゆみはまがすり)」は、その昔、農家の婦人たちが家族のために心を込めて作ってきた木綿の絣織物です。織った後に浮き出る柄を緻密に計算し、地元で栽培された伯州綿を藍で染め分けをします。ざっくりとした風合いと素朴な柄が古くから親しまれてきました。「弓浜絣工房Ｂ」では、バッグをはじめ、エプロン、洋服、コースターなど生活に密着した様々な商品を製作・販売しています。伯州綿は自家栽培し、柄は現代の暮らしに似合うものを独自でデザイン。老若男女に親しまれるどこか温かみのある風合いが魅力的です。

栽培に非常に手間がかかり、低収量のため一度は途絶えた鳥取県原産の幻の酒米「強力（ごうりき）」。約 40 年ぶりに復活を遂げて生まれた「純米吟醸いなたひめ強力」は、口に含むと林檎のようなフルーティーな香りが広がりつつも、味わいに酸味を感じさせるキレのある非常にバランスの良い淡麗辛口酒です。仕込み水は名峰大山の伏流水を汲み上げた超軟水を使用。ほのかな酸味とキレの良さが口の中をさっぱりとさせてくれるので、白身魚やきのこ類など、素材の味が際立つ淡白な料理と共にお楽しみください。

伯耆守として十八万石を得て初代米子城主となった「中村一忠」公。この地域の石高に因んで作られたのが米子の銘菓「十八万石」。つぶ餡をそぼろ状の皮で包みあげ、胡桃をのせた歯ごたえの良い焼饅頭です。ごつごつとした見た目は、米子城の石垣を見立てたと言われています。作り方は先代が考案した昭和初期から一切変えておらず、釜土の直火で小豆を丁寧に炊きあげて作っています。手間暇をかけた変わらぬ美味しさで、米子のお土産として長年愛され続けているお饅頭です。

島根県安来市に本店を構える創業大正15年の醤油・味噌の専門店「大正屋醤油店」。味噌、醤油以外にも自然由来の原材料を使ったオリジナル商品を数々展開しています。「昔ながらのあまざけ」は、うるち米と米麹のみで作ったノンシュガー、ノンアルコール、低カロリーの濃厚で体に優しい甘酒です。甘酒は、元祖栄養ドリンクとも呼ばれ、古くは江戸時代から親しまれてきた各種栄養素がバランスよく含まれた自然由来の飲料です。そのまま飲んでも、お好みで水やお湯、豆乳や牛乳、炭酸で割っても美味しくいただけます。

古くから茶の湯文化を愛でてきた島根県松江市。縁結びの本宮 八重垣神社の里山、宍道湖を臨み市内を一望できる空山（そらやま）で茶葉が栽培されています。「松江空山銘茶 縁（えにし）」は、通常の2倍の時間をかけてじっくり蒸した「深蒸し茶」。煎茶特有の渋みをおさえ、まろやかでやさしい風味が特徴です。暑い日には、さっぱりと水出しでも美味しくいただけます。パッケージは、八重垣神社にある縁結びの象徴と伝わる「夫婦椿」をイメージしたかわいらしいデザイン。やさしいお茶が大切な人との縁を結んでくれそうな縁起の良いお土産です。

水揚げ量日本一を誇る鳥取県境港の紅ズワイガニのかにみそを贅沢に使用した「かにみそバーニャカウダー」。日本を代表するにんにくブランド「福地ホワイト六片」と地元大山乳業の上質な生クリームを合わせた、旨みと香りが濃縮されたリッチな逸品です。濃厚なかにみその風味を味わうには、別容器で温めて、お好みの野菜やパン、カニの身につけてお召し上がりいただくのがおすすめです。また旨味がたっぷりなので、ペペロンチーノのパスタソースやジャーマンポテトなどの調味料として加えるなど様々な使い方をお楽しみいただけます。自宅でワインと共に贅沢なディナーを演出してみてはいかがですか？