鳥取県弓浜地区産さつまいも「紅はるか」を使用した「星取県ほしいも」は、鳥取県が誇る美しい星空をイメージして作られています。一般的な干し芋と違い、低温で3日間じっくりと乾燥させた。なめらかさと柔らかさが特徴。さつまいも本来の甘さを逃がすことなく閉じ込めています。トースターやフライパンで温めることで、まるで焼き芋のような甘さと香りを味わえます。

野花梅は鳥取県湯梨浜町野花周辺でしか栽培されていない梅で、直径5〜6cmほどの大きさになり、特有の甘酸っぱい香りを放ちます。この完熟梅を「梅津酒造」が独自に醸造した清酒に二年以上漬け込み、熟成させた梅酒「野花」。日本酒の米の旨味が梅の酸味を優しく包み込み、まろやかで柔らかく、濃醇で豊かな味わいのお酒です。氷を入れてロックにしても、寒い時期は温めてもおすすめ。

鳥取市にある御菓子司ホテイ堂は1923年創業の老舗です。梅肉としその葉を入れた梅餡の焼き菓子「因幡万葉の梅・花詩集」は、因幡国の万葉歌人であり、梅花の宴追和歌の作者の一人とされる「大伴家持」をイメージして作られました。さっぱりとした梅餡にしその風味がアクセントとなり、ティータイムをやさしく彩ります。

島根県は弥生時代から脈々と続く多様な酒造りが伝わる「日本酒発祥の地」とされ、出雲国風土記に記載されている事からも歴史が伺えます。酒造りの神様を祀る佐香神社のお膝元で、旨い酒を造り続ける明治十年創業、「酒持田本店」の「ヤマサン正宗 純米吟醸」は、島根県だけで栽培される酒米「佐香錦」でつくられています。華やかな香りと濃厚な含みが特徴的な品格のあるお酒です。少し寝かせて熟成感を楽しんでみるのもおすすめです。

石州とは石見国の異称。柿本人麻呂が紙漉きの技術を伝えたことが石州和紙のルーツと言われています。江戸時代、その丈夫さは日本一と知られ、火災の際に井戸に投げ入れても溶けも破れもしないとのことから、大阪商人は石州和紙で作られた顧客台帳を使用していたそうです。「工房かわひら」では、伝統的な手漉き製法をしっかりと守りながらも、現代に合った工芸品をつくっています。使い込むほどに柔らかくなり、手に馴染む石州和紙のコースター。染め色が一つとして同じものがないのも魅力です。

島根県大田市で古くから食べられていた鯖の塩辛。家庭で作るには手間が掛かるため、時代とともに姿を消しつつありました。そんな鯖の塩辛をペースト状に加工し、料理にコクと旨味をプラスする調味料に仕上げました。野菜炒めやパスタに加えると、いつもとは一風変わった味に。マヨネーズやクリームチーズに混ぜてソースにするのもおすすめです。マイルドな旨味が特徴の「サバエンゾウ」、バーニャカウダ風味の「サバーニャ」、ピリ辛中華風の「サバO醤」の3種類からお好みでお選びください。

日本海の荒波から汲み上げた海水と海藻で丹精こめてつくられる藻塩を使った「塩ぽん」。海藻のカジメを天日干しにしてから海水と一緒に釜で炊き上げて出来た浜田の藻塩に、柑橘系の果物やカツオ節などを調合。柑橘系の爽やかな香りはあるものの酸味は少なく、まろやかであっさりした味わいです。塩の風味が肉や焼き魚などの油の多い料理をさっぱりと仕上げ、また蒸し野菜や豆腐にかけると素材が持つ味を引き立ててくれます。

出雲市斐川町で生姜栽培を手掛ける「出雲生姜屋」。地元食材を使った薬味で出雲そばを楽しんでもらおうと、製麺会社などと協力して「出雲参集七味唐辛子」が完成しました。使用している生姜は身体を温める辛味成分がもっとも多い品種を選抜し、自家製肥料と斐伊川の水で栽培したもの。粗挽きにしているため生姜独特の爽やかな風味と辛味をしっかり感じられる逸品です。汁物だけでなくお肉やお魚料理など、お好みで幅広く活用できる万能七味唐辛子です。