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2024.03.15

島根の銘酒[出雲編] 出雲の蔵元が自信を持っておすすめする銘酒を4本セットに。

  • 島根県
  • 飲料/お酒
山陰銘酒めぐり 出雲編(100ml×4本)

島根県の銘酒を4本セットで味わえます。

商品詳細

八百万の神さまが日本中より集い、縁結びの会議をなされるという島根の出雲。人々は神々を身近に感じ、自然には神さまが宿ると信じて敬い暮らしてきました。出雲の地では、約1300年前に編纂された『出雲国風土記』に記される「国引き」「国譲り」「八岐大蛇退治」など数々の神話が、神事や神楽によって今なお生き生きと鮮やかに伝えられています。そして常にその傍にあるのは、神さまと人を結ぶ「御神酒」の存在。出雲市にある佐香神社は日本酒の神さまが祀られている日本酒発祥の神社と伝わり、「佐香(サカ)は「酒(サケ)」の語源でもあるといわれています。自然の恵みに感謝をし、人の和をなにより大切にして、緩々と味わう島根のお酒。出雲エリアから4軒の蔵元をご紹介します。

ふっくら旨く心地よく
郷土の食文化を支える造り酒屋

松江駅から車で5分。明治29年(1896)創業の米田酒造は、東本町に本社を、南田町に酒蔵を構える造り酒屋です。代表銘柄「豊の秋」は、五穀豊穣を祈り芳醇な酒が醸されるようにとの蔵の思いが込められたお酒。酒造好適米を自家精米し、仕込み水には松江市郊外山麓の岩清水を使用。洗米、蒸米、浸漬などの原料処理にしっかりと手をかけて、酒造りに関わる人たちの和をなにより大切にしています。そして地域への愛着も強く、古くから出雲地域で愛されていながら途絶えてしまっていた米由来の料理酒「地伝酒(じでんしゅ)」を、後世に残すべき郷土の味に欠かせないとして復活させています。この地伝酒は特産の「あご野焼」や鰻のタレ作りに必須の料理酒として、地元の食文化にも貢献しているのです。純米辛口金五郎は、辛口ながら穏やかな味わい。初代蔵元である米田金五郎の人柄を彷彿させるお酒であるといわれています。

豊の秋 純米辛口 金五郎

酒造好適米を自家精米。仕込み水は松江市郊外山麓の岩清水を使用。酒造りに関わる人たちの和を大切にして生まれるお酒。

米田酒造 株式会社

島根県松江市東本町3-59

WEBサイト

日本酒の神様のお膝元
江戸、明治、大正の息吹で醸す

日本酒の神様が祀られている佐香神社(別称、松尾神社)から車で15分。木綿街道と名付けられた200メートルの通りには、かつて6軒の醸造蔵がありましたが、現在残るのは3軒の醤油蔵と、酒蔵が酒持田本店のただ1軒だけ。明治10年(1877)の創業から大切に守り継がれている酒持田本店の建物は有形文化財に指定されるほどです。酒米には、地元農業の未来を考えて数年前より全量島根県産米を使用。佐香(さか)神社に由来し名付けられた島根の酒米「佐香錦(さかにしき)」を他に先駆けて扱っています。甘くコクのある醤油が好まれる出雲地方では、酒質にもしっかりとした味わいが求められるため、じっくりと時間をかけて育み旨味を引き出しています。「1000年続く酒造りの技術も、140年受け継がれているこの建物も、一度絶えると復活できない。続けることが大事」と話す社長の持田祐輔さん。常時、蔵見学を受け付けて、その伝統を今に伝える努力を惜しみません。

ヤマサン正宗 純米吟醸 佐香錦

全量島根県産米を使用。じっくりと時間をかけて育み旨味を引き出したしっかりとした酒質のお酒。

株式会社 酒持田本店

島根県出雲市平田町785

WEBサイト

伝統を守りチャレンジを忘れない
出雲の自然で育てる懐の深い酒

出雲市駅から徒歩5分。創業明治2年(1869)の酒蔵である旭日酒造は、アーケード商店街の中にある造り酒屋です。長い年月をかけてミネラルが溶け込んだ島根半島北山山系の水を使用する代表銘柄「十旭日(じょうじあさひ)」は、酵母が元気に発酵し、お米の持ち味がしっかり溶けて醸された旨味が特徴のお酒です。土壁と大きな梁の蔵の中、大切な我が子を育てるように夫婦で酒造りに取り組む杜氏の寺田幸一さんと副杜氏の栄里子さん。昭和30年代から扱ってきた島根の酒米「改良雄町(かいりょうおまち)」をメインに、酵母無添加で昔ながらの生酛(きもと)造りにもチャレンジして15年。「この改良雄町は温度変化や熟成によって味が変わりやすいからこそ、造るときも飲むときも面白い」と栄里子さん。熱燗がおすすめですが、遊び心をもって様々な表情を楽しんでいただける懐の深いお酒です。

十旭日 生酛純米吟醸  改良雄町

長い年月をかけてミネラルが溶け込んだ島根半島北山山系の水を使用。酵母が元気に発酵し、お米の持ち味がしっかり溶けて醸された旨味が特徴のお酒。

旭日酒造 株式会社

島根県出雲市今市町662

WEBサイト

モーツァルトの流れる蔵で
芸術品のような美しいお酒を醸す

JR木次線の木次駅から徒歩3分。代表銘柄となる「美波太平洋」の文字が染め抜かれた濃紺の印半纏が目印のように、2階の広縁に飾られている木次酒造。太平洋のように大きくて綺麗な酒をという願いから生まれた「美波(みなみ)」は「ビバ」とも読めるところから、ラテン語での「乾杯」の意味も持たせています。蔵元杜氏の川本康裕さんは「生まれ育った雲南の地元色を出していきたい」と、生産者さんの顔がちゃんと見える近隣農家の米を使い、仕込み水には蔵に連なる近隣の山から湧く柔らかい口当たりの岩清水を使用。ホーロータンクが並ぶ蔵の中ではモーツァルトが流れています。こだわりの酒米は、たたら製鉄が今に息づく「菅谷(すがや)たたら」前の田圃で育った「佐香錦(さかにしき)」で、発酵期間はしっかり約30日。ふくらみがありながらスッキリと飲める味を目指した美波太平洋。お燗でいただくのもおすすめです。

美波太平洋 純米吟醸 佐香錦

生産者さんの顔がちゃんと見える近隣農家の米を使い、近隣の山から湧く柔らかい口当たりの岩清水を仕込み水に。ふくらみがありながらスッキリと飲めるお酒。

木次酒造 株式会社

島根県雲南市木次町木次477-1

WEBサイト
山陰銘酒めぐり 出雲編(100ml×4本)

島根県の銘酒を4本セットで味わえます。

商品詳細

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