松江市鹿島町の片句(かたく)地区は良質なわかめが採れる「わかめの里」として知られています。「めかぶのサラダ」は、片句地区で獲れたわかめの希少部位「めかぶ」を贅沢に使用し、すりおろし玉ねぎと飛魚だしを加え、めかぶの旨みと食感を最大限に引き出した食べる調味料です。サラダはもちろん、お刺身や豚しゃぶなどあっさりとした料理に加えてお召し上がりいただくのがおすすめです。
鯖の塩辛は、古くから漁師町として栄えてきた美保関で、庶民の保存食として長く重宝されてきました。松田十郎商店の「鯖塩辛」は、山陰沖で獲れた鮮度抜群の鯖を昔ながらの製法で丁寧に骨抜きし、半年間発酵熟成させました。強い塩気の中に鯖のうまみがギュッと凝縮された絶妙な味わいは、一度食べたらクセになります。お酒のあてはもちろん、白ごはんのお供や、サラダやパスタに加えてアンチョビ風としてお召し上がりいただくのもおすすめ。
宍道湖を望む立地にある湖畔の菓子処「清松庵たちばな」では、伝統と革新を重んじた和菓子を丁寧に手作りしています。湖畔菊は、不昧公没後二百年を機に店主が創作した新しい茶菓子で、大きな菊を模したデザインは、不昧公愛用の茶道具からヒントを得ています。麦粉を使用した香ばしい生地の落雁。中には、抹茶餡を白餡で包んだ二層の餡が入っており、香り高くコクのある上質な甘さは、煎茶や抹茶のみならずコーヒーや紅茶とも是非お楽しみください。
布志名焼・雲善窯は、江戸時代に松江藩の御用窯から始まった250年近い歴史を持つ伝統ある窯元。初代土屋善四郎が開窯し、現在は後継者(土屋 知久さん)が歴史を繋いでいる。かつては、松平不昧公好みの茶器を中心に制作を続けてきました。現在は茶碗だけでなく、湯のみや小皿などの生活陶器も作っています。モダンな色彩が魅力的な抹茶碗で、是非日常的にお抹茶をお楽しみください。