平成30年の今年は、明治元年(1868年)から数えて満150年の年。
近代国民国家への第一歩を踏み出した明治という時代を回顧して、
全国各地で記念行事が開催・計画されています。
こうした中、去る1月、
幕末の鳥取藩に関わる重要な発見がメディアを賑わしました。
それは、動乱を極める時勢にあって、新政府と旧幕府のどちら側につくのか──
鳥取藩の立場を探る内容が書かれた、西郷隆盛の自筆の書状。
その渦中にいたのは、鳥取藩最後の藩主、池田慶徳そのひとでした。