tanken

Vol.35

株式会社みと

 

特徴は小ロット小生産
自然のままの味がする柚子の果汁の加工品。

 

島根県益田市美都町の静かな谷間に、こぢんまりと建つ加工場。美都町の特産品である柚子を使って、清涼飲料水や調味料などを手作りする、小ロット小生産が特徴の、(株)みとの工場です。

昭和53年から、柚子の栽培に取り組んできた美都では、現在、約120戸の生産者さんが柚子栽培を手がけています。
年間の収穫量は100〜150t程度で、とても大量とは言えないのだそう。そんなデメリットともなる特徴を逆手にとって、小ロット小生産という付加価値を生み出しのが(株)みと、というわけです。
 

小さな工場では、6人のスタッフが、全て手作業で、防腐剤も添加物も一切なしの柚子製品を作っています。

「柚子と言えば四国のイメージがありますが、他県との大きな違いはなんでしょう?」と、鋭い質問をする内山キャプテン。

「例えば搾汁率で言うと、他県の場合で20%のところ、みとの場合は14%。優しく搾ることによって、気になる皮の苦味も出ません。一方、皮ごと搾るので柚子の栄養が丸ごと入っています。」と工場長の椋木真司さん。
 

小さな加工場だからこそできる
臨機応変な取り組みがあります。

 
「我が家では、みとぽんずがお気に入り。焼き肉、しゃぶしゃぶ、サラダ、湯豆腐など、何にでも合います。みとぽんずにすると、もう他のぽんずが食べられなくなりますよ」と話すのは、JR益田駅の桑原満夫駅長です。

現在、みとが手作りする製品は、柚子やしそ、うめを使った清涼飲料水や調味料、惣菜やスイーツなど、そのバリエーションは実に豊富。

そして、特徴である小ロット小生産、さらには30余年の実績を活かして、全国の農協や自治体、食品会社などからの委託生産や試作まで、広く手がけるようになっています。

 

【アクセスについて】
● 島根県益田市美都町都茂846
【WEBサイト】
株式会社みと