創業文政11年（1828年）の中川酒造。土蔵風な建物が、江戸時代から続いてきた酒蔵の誇りを感じさせる。仕込み水は200メートル東にある天神山の麓の弱軟水の井戸水。絶えていた鳥取の酒米「強力（ごうりき）」の復活を求め、鳥取大学に保管されていたほんの一握りの種籾を入手。契約農家の協力を得て平成2年に地酒「強力」復活を果たした。鳥取のオリジナル米として守るため「強力を育む会」を結成。県内の8蔵が加盟し「強力」のお酒を造っている。いいものを独占するのでなく、皆で高めて守っていく。その姿勢が「いなば鶴」に溶け込み優美な味を奏でる。
 

 
【アクセスについて】
●中川酒造株式会社へのアクセス／ＪＲ鳥取駅から車で約8分
●鳥取市立川町２丁目３０５
【WEBサイト】中川酒造株式会社