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後藤総合車両所運用検修センターの扇形車庫は、JR米子駅構内南端に位置し、 現在も頻繁にディーゼル機関車や気動車が出入りする現役施設です。中国地方の扇形車庫は津山と米子しか残っておらず、貴重な施設となっています。明治35年山陰鉄道開業時に米子機関区車庫として建設され、く形煉瓦造り車庫が老朽と設備の狭あいのため、昭和30年3月に扇形車庫に改築され現在に至ります。1920年頃に製造された官営八幡製作所製やテネシー社(USA)製の古レールが支柱や留置線のレールに再利用(レール側面に刻印あり)されているなど鉄道の歴史上貴重な材料を使用して造られた構造物で、天井にはSL時代の排煙用煙突穴も現存しており、SLからディーゼル車へと車両の近代化を経てきた現在も、建設当時の姿をほぼ保っています。
後藤総合車両所では毎週水曜日(営業日)に一般のお客様を対象とした車両所見学ツアーを実施します。詳しくはこちらをご覧ください。
※扇形車庫は車両所見学ツアーオプションとしてご希望のお客様にのみご見学いただけます。
【アクセス】鳥取県米子市弥生町