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城下町
戦国時代の武将:亀井茲矩公(3万8000石)によって築かれた当時の面影が、400年たった現在も残されており、懐かしい風情とあたたかみのある、散策にはぴったりの観光スポット。
作家の司馬遼太郎氏が著書「街道を行く」にて「人通りはない。通りは水の底のように静かで、ときどき京格子の町屋や、白壁に腰板といった苗字帯刀身分の屋敷などが残っている。ぜんたいに、えもいえぬ気品をもった集落なのである。」と記した、城下町の風情が残るぬくもりあふれる町です。
城下町らしい、数カ所の「地蔵小道」や「T字路」や「L字路」。一帯を網の目のように走る亀井氏により作られた「水路」や、馬や牛をつなぐために使用したとされる「牛つなぎ石」。そして、昔栄えていたという町の名残の商家造りの古い建物などが、当時の状態で残されており、当時にタイムスリップしたようなこの場所で当時の歴史を感じることが出来ます。
鹿野城跡公園
戦国時代の武将:亀井玆矩公の居城跡。天守台帯曲輪・櫓台などがあった城山(妙見山)の山頂の石、そして、「内堀」「外堀」と「薬研堀」の石垣に、当時の面影が残っています。
鹿野城跡のお堀端には約500本のソメイヨシノが植えられ、春の時期には「桜の名所」として親しまれています。
夜にはライトアップされた「夜桜」がお堀の水面に映し出され、春の鹿野城跡公園を幻想的に演出しています。
また、城山(妙見山)には、地元住民のボランティアなどの奉仕作業により、約600本のモミジが植栽されており、 秋の深まりとともに城山全体を紅く染め上げます。
【WEBサイト】ふるさと鹿野観光スポット情報