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ポケットのなかった江戸時代、印籠(いんろう)や巾着、煙管(きせる)とたばこ入れなどを帯につるすため、ひもの先に付けて留め具に用いたのが根付(ねつけ)です。
全国各地で産地、流派が形成され、現在の江津市で作られた根付は「石見もの」「石見派」と称され、人気を集めていました。
明治以降、和服を着る人が少なくなり、根付を使用する機会は減り、石見根付もいったんは後継者が途絶えてしまいましたが、島根県江津市の彫刻家・田中俊睎さんがこの技術を継承し現在に至っています。
【アクセスについて】
●田中俊睎アトリエへのアクセス/JR江津駅から車で約9分
●島根県江津市嘉久志町イ1902−2
●お問い合わせ/TEL0855-52-5855
【WEBサイト】島根県